宗教法人
西音寺
西音寺について
平成17年、私は携わる仕事が変ったことで、全ての生きとし生けるものの、避けられない命の終焉について、深く思いをいたすこととなりました。
先ず自分自身はどうだろうかと、考え思い悩むうちに色々な文献から親鸞聖人の教義に深い感銘を受けました。当地は浄土真宗の門信徒が多く、その土地柄で私も幼いころから知らず知らずのうちにその影響を受けていたのかも知れません。
そこで知人のご住職(真宗木辺派)に相談申しあげたところ、「それなら」と衆徒として導いていただく事となりました。
平成17年10月28日に真宗木辺派、第22代木辺圓慈御門主により得度を受け、同年11月真宗木辺派通信教育学寮「本科」に入学させていただきました。2年余り真宗について学びましたが、その中で特に親鸞聖人のお心に触れることが出来、真宗念仏の深さ、ありがたさを感じさせて頂いたことは私にとって至福の極みでありました。
ご本山錦織寺は、真宗の開祖 親鸞聖人が関東から帰洛の途次、ご当地にしばらくご滞在され真宗念仏の道場として創建せられたという由緒を持ち、以来今日まで、お念仏を伝えて760年になります。
このように、今改めてご本山の由来を憶い、宗門内外の情勢を顧みて、私ども門信徒は心を新たにして今後の宗門の歩むべき姿を真摯に問わなければならないと思います。また御仏の教えを私の身近なところから広く伝えていきたいとおもいます。また昨今、ややもすると心より物、損か得か、勝ち組でいたいなど間違った価値観で溢れ、殺伐となりつつある、この世の中で絶望や孤独、迷い、不安にさまよう人たちのために、少しでもお力になりたいと思っております。
そして最近自分の宗旨を知らない方、または、持てない方たちの力になるために、その第一歩となればと思い、広島県東広島市河内町宇山536番1の地に「西音寺」を開設する運びとなったわけでございます。
「西音寺」は祭事、法要などの活動を通じて真宗の教義を布教し、地域住民のこころの健康に貢献してまいる所存であります。
真宗木辺派 西音寺住職 大下 馨音
住職プロフィール
●広島県呉市出身
●平成17年 真宗木辺派 本山錦織寺にて得度を受ける
●平成19年 真宗木辺派通信教育学寮「本科」卒業
●平成28年 数々の宗教活動が認められ、宗教法人西音寺を設立